震災がれきを夢洲に処分 大阪府想定、セシウム独自基準も
東日本大震災のがれき処理に関し、大阪府が震災がれきの焼却灰の最終処分場として、大阪市此花区沖の「北港処分地(夢洲)」を想定していることが14日、関係者への取材で分かった。海面への直接投棄に関する国基準はまだなく、陸地の焼却灰最終処分場が府内では同地にしかないため。府は埋め立て可能な焼却灰には、放射性セシウムの基準値を1キロあたり8000ベクレル以下とした国の基準値より厳しい2000ベクレル以下を適用する方針。
今後、専門家の意見を反映させた処理指針を年内にも決め、府と市の広域行政課題を検討する「府市統合本部」で岩手県からの受入れに向けた調整を始める。
北港処分地は、大阪市が管理。市によると、海を護岸で囲んだ内側で家庭ごみなどの廃棄物の焼却灰を最終処分している。埋め立てにより、同地の最終処分場(約73万平方メートル)の一部が陸地化している。
府は、この陸地化した場所で震災がれきの焼却灰を最終処分することを想定。海面への直接投棄は、国が安全な処理方法を明確にしていない段階では困難と判断している。
ただ、陸地化していても水溶性の高い放射性セシウムを含む震災がれきの焼却灰の埋め立てにはリスクもあるといい、市の担当者は「セシウム除去できる排水処理システムが必要になる」としている。



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